数学科卒が理系社会で上手く楽しくやっていくには
新年度が始まりしばらく経ちましたが、新社会人の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今日は、数学科卒でエンジニアになったorなりそうor目指している皆様へ向けて、
理系社会(以下、主に工学系を指すこととします)で上手く数学を使って楽しくやっていくためのアイディアを書きたいと思います。
ただし、あくまで私個人の、ほんのわずかな経験談から導き出されたものであるのでご了承下さい。
また私個人は学生時代は工学的なことは一切やってこなかったので、もうすでにそのような分野も経験している人にとっては、読む意味はないかもしれません(^^;)というか、ないでしょう(^^;)
(1)数学科卒としてできることあるのか
理系とは言え、皆が皆、数学が大好きなわけではありません。
しかしながら殆どの人が「数学は大事だよね」という認識を持っていることと思います。
なので初対面の人に「数学科卒です」と言えば、
だいたい「理系の基礎だよね」「自分は使う立場でしかなかったので数学そのものよくわからないけど、大事だよね」等、社交辞令含めても嬉しい言葉を返してくれることでしょう。
AIを学ぶ学生に向け以下のような助言をしています。
"Math. Math. Oh and perhaps some more math."
「数学。とにかく数学。あとは、やっぱり数学だろう」
さらに読んでいくと、とにかく線形代数と確率統計は早い段階で学んでおけということらしいです。
こういった言葉を聞くと、ちょっと数学科卒でも(数学者の道以外で)生きていけるんじゃないかという勇気がわいてきますね。
さらにさらに、今は論理的思考が求められることが多いので、「数学科卒なんて良いね」とか嬉しいことを言ってくれる人も、いるかもしれません。
しかしながら、一度冷静になって
実際に工学分野で自分が何ができるか考えてみると、
ただ単に数学だけをやっていただけではなかなかモノになるものがなかったりします。
例えばプログラミング経験とかがあれば、違うのでしょうが…。
そしてそもそも就職活動の時、理系職・技術職に応募したいと思っても
こういう貢献ができます!と言えるものがないので、
ただでさえ自信をなくしがちな就職活動において、
目に見えるスキルや経験がないので自信が持てず
結局、数学は社会の役には立たないからと割り切って行動することになったりします。
運良く、実際に数学が使われている例を知ることができたとしても
じゃあ数学科卒の自分ならどういう視点で考えられるとか、
そういう感覚とか、なんとなくの自信を持つというのは、
実はとても難しいことかもしれません。
これらの壁を超えていくには、
やはり、相手に陣地に積極的に飛び込んでみるしかないのではないかと思います。
(続く)
2018/10/15追記: パート2を公開しました!よろしかったらお読みください。